ろささんのストレス発散の場


by rosa-mabi
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マビの話ではありませんが

今日は一段と冷え込んで風邪ひきそうなロサです、こんばんは!

今週って気温の差が激しすぎます・・・
日曜日なんてTシャツ1枚でも過ごせたのに
今日なんかクローゼットの奥にしまっておいたコートを出す始末
季節の変わり目って衣類の選択もいろいろ大変です

先日、職場の先輩から是非見てもらいたいと言われてたもの見せてもらいました
どうやらミネラルウォーターのラベルみたいなのです
先輩の指指すところを目で追っていくと、ミネラルを表す元素記号が羅列してありました



Na K Ca Mg Fe Cz Mn P ・・・・



ん!?



Czってなんだ!!!!?



私も長年化学というものを勉強してきましたが
いまだかつて、Czなる元素を見たことがありません!!
新しく発見された元素であれば、NatureやScienceに間違いなく載ります
仮に新しい元素だとしても、人工的につくられてた放射性元素であるため
おもいっきり危険なのです
まぁ、単なる誤植だとは思いますが・・・
でもでも、やっぱりこのミネラルウォーターを製造してるとこって
なんだか怪しいね~ってことになりまして
他のとこに目をやってみると、HPのアドレスが記載されていました
早速、先輩と一緒にこのサイトを閲覧へ

↓ここです
http://www.miyaginet.com/gensen/info.html

さっと読んだ感じでは、ごく普通のミネラルウォーターの宣伝かなーって思うのですが
よーく目を凝らしてみると、もんのすごく矛盾したことばかり書いてあります
私も化学者の端くれですから、こういったトコにはとりあえずつっこまなければ気がすみません!

まずはまつばら源泉の特徴
この温泉水についての歴史などが簡潔に書いてありますね
ここでは特に
「森のミネラルをたっぷり含みながら染み込んだ源泉は純重曹泉で」
ということを覚えておいてください

そして次の段落
セラミックを通して純度化

ん?純度化??

なんですかそれ?

こんな単語、聞いたことがありません
おそらくセラミックでろ過して高純度化するような趣旨なのでしょうね
まぁ、ここはムリヤリそういう風に理解しておきましょう

そして次の文章
「さらに純度化させた温泉水を電気分解処理し無害な水に還元した・・・」

はい、この文章が何を言いたいか分かりますか?
簡単に言えば、電気分解処理をしていないこの温泉水は

有害!

ってことなんですよ!

そもそも、そんな危険なものを処理して飲料にするなーって話ですよね
でも、ちょっとまってください
先に記憶しておいていただいた文章を思い出してみてください
源泉は純重曹泉

重曹・・・NaHCO3

これ・・・果たして有害なのでしょうか??
だって、ケーキなんか作る時に加えるベーキングパウダー
あれって重曹ですよ?
ちょっと舐めるとピリってしますけど
異常摂取さえしなければ、無害も同然だとおもうんですけどね・・・

むしろ、この温泉水を電気分解するほうが危険だとおもうのですががが・・・
電気分解とは中学生の理科で習いましたよね
電解質水溶液に電極を浸して、電気を流すと
それぞれの電極にイオンが分離していくという現象です
つまり、重曹の入った水を電気分解すると
陰極では水素、陽極では二酸化炭素が発生するのです
両方とも気体なので、大半は空気中に逃げていってしまいます
そして、水の中に残るのはNaイオン
そうです、水酸化ナトリウム水溶液の出来上がりです
水酸化ナトリウムって劇物ですよ?
この販売元はこんなものを作って売って飲ませてるのですね・・・
かなり胡散臭さを感じてしまいます

こうしてできた「ミネラル還元水素水」
この名前もなんだか眉唾ものです
普通に理解しようとしますと
ミネラルを還元する水素水ってことになりますね
還元水素とはヒドリドと呼ばれています
これは非常に強力な還元作用を示しますが、取り扱いには十分気をつけなければ危険なものでもあります
有機合成の世界ではLAHやNaBH4などと呼ばれる金属ヒドリド還元剤が使われるのですが
操作を誤れば、爆発事故にもつながるものなんです
こんなアブナイものが飲料水に入ってるわけがありませんよねw
そもそも、ミネラルとはイオンの形で水溶液中に存在しているのに
これを還元してしまうと、金属単体として析出してしまいますよ?
はっきりいって、何をどうした水なのかがサッパリ分かりません!

もうすこし下のほうに注意書きがありますね
「1日量は200cc~500ccを限度とすること」
まぁ、こんな胡散臭い水は飲む気しませんけどw

そしてさらに下のほうを読んでみますと
なにやら特許使用許可証なるものが!
面白そうな雰囲気がプンプン漂ってきてます
さーて、どれどれ~・・・

「電極間の水に交流電気分解を流し・・・」

はい、またもや意味不明ですね
「交流電気」を流すなら意味は分かります
しかし、ここでは「交流電気分解」を流すんです
・・・どう流せと・・・w
流す・・・スルーしろってことですねwwww
ちなみに、交流電流では電気分解できないとおもうのですが・・・

そして次!
「水の改質方法により製造される」
これってつまり・・・

まつばら源泉の意味ないじゃん!

まつばら源泉の特徴を変えちゃダメでしょ!

次の文章は勝手に言葉を加えさせてもらいました
「温泉水を電気分解し、飲料水(水酸化ナトリウム水溶液)として製造、販売を行っている」
まぁ、特許なんてこんなもんですよ

私の知る限り、特許の60%はウソですからね
特許文献の信頼性なんてほとんど無いに等しいですよ(←何度裏切られた事か・・・orz

こんなんでよく特許なんてとれたなぁ・・・
いろんな著書がありますけど
最後に添えられている(現代書林)が(民明書房)に見えて仕方がありませんw



ちなみに、他のミネラルイオン水やら、アルカリイオン水、海洋深層水なんかについても調べてみたのですが
ほぼ100%、眉唾モノという事が分かりました
こういった類のものは、商品のイメージ戦略が色濃くでるようです
でも、いざ買ってみたら中身はスカスカ
なんていうか、ちょっと前に話題にあがった「発掘あるある大辞典2」にも似てますね

いろんな情報が容易に手に入る一方で
本当に重要なことは何かということを見極める
これが今を生きる中で重要な事だと思います



へんに長文になってしまってスミマセン
今夜はこのへんで!
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by rosa-mabi | 2007-04-05 01:56